一般社団法人大分県歯科衛生士会

活動報告

認知症サポーターフォローアップ講座

 5月18日(土)に認知症サポーターフォローアップ講座〜共に暮らすために〜との演題で、王子地域包括支援センターの大石英弘氏を講師にお迎えして研修会を開催しました。

 一昨年に大分市の認知症サポーター養成講座」の研修会に引き続き、今回は認知症の方との関わり方を中心にわかりやすく丁寧に教えて頂きました。

人材育成研修会

人材育成研修会

 平成31年2月22日(金)日田市内のパトリア日田にて理学療法士の久恒健講師、同年2月24日(日)ホルトホール大分では、理学療法士の井手宗樹講師より、「運動はいくつになっても効果あり~運動支援の達人になろう~」と題したご講演をいただきました。お二人の経験に基づく熱意ある講話と実践は、笑いに包まれながらも参加者に的確に伝わり、あっという間の時間となりました。改めて、多職種の力をお借りしながら、生活を支える専門職を目指していきたいと思える研修会でした。

 その後、地域ケア会議助言者が集まり、各市町村の現状と課題についての報告会を開催しました。来年度に向けての取り組みに活かせる有意義な意見交換となりました。

災害対応研修会

・「歯科としての災害対応〜仕組みと経験を知り、備えよう!〜」

・「災害支援薬剤師の活動」

 

 平成31年1月26日(土)コンパルホールにおいて「歯科としての災害対応〜仕組みと経験を知り、備えよう!〜」と題し、東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科顎顔面外科学分野 助教 中久木 康一先生をお迎えして災害対応研修会を開催しました。先生が各被災地で経験された災害対応に基づいた講義と、歯科衛生士が他職種とともに災害対応を行うにあたってのグループ演習では避難所の環境や歯科のニーズ等のアセスメントを実際に行いました。研修会後のアンケートでは、いつ起こるかわからない災害に対応できるよう今後も研修会の開催を企画してほしいと会員からの要望もありました。

 中久木先生の研修会終了後、大分県薬剤師会 災害担当理事 伊藤裕子先生をお招きして、
 「災害支援薬剤師の活動」をご講話頂きました。伊藤先生のお話しでは“モバイルファーマシー(薬局機能を搭載した機動力のある災害対策医薬品供給車両)”を中心に、被災した服薬が必要な住民の方に対して薬剤を供給する事で「いつも通り」の安心感を与えることを意識して活動しているという内容が印象的でした。他職種の災害支援活動の内容を知る良い機会となりました。

歯周病基本プログラム研修会

 平成31年1月19日に「歯周病のかかわりからメインテナンスまで」と題して 神奈川大学短期大学部 客員教授 鍵和田優香里先生をお迎えして研修会を行いました。

 歯周基本治療からメインテナンスまで、実際に長期にわたってかかわっている症例を通してわかりやすく丁寧に講義をしていただきました。

 翌日の1月20日は「スケーリングルートプレーニング・シャープニングの実践」と題して実習を行いました。

 シャープニングを行い、マニキンを使ってスケーラーの挿入や動かし方の実技を講義して頂きました。2日間大変充実した研修会でした。

大分県歯科衛生フォーラム2018 ~歯科衛生士の明日を拓く~ 平成30年10月14日(日)

平成30年10月14日(日)大分県消費生活・男女共同参画プラザ「アイネス」において大分県歯科衛生フォーラム2018~歯科衛生士の明日を拓く〜が開催されました。今年度のフォーラムは「21世紀のカリオロジー根面う蝕から歯を守る〜いま果たすべき歯科衛生士の役割〜」を表題とし、基調講演では中嶋省志先生(鶴見大学歯学部保存修復学講座 非常勤講師、日本歯科保存学会う蝕治療ガイドライン作成委員)が「フッ素の不思議教室〜フッ素のう蝕予防メカニズム〜」と題し、う蝕予防で応用されている“フッ素”の組成や特性を化学の授業さながらにご講演いただきました。教育講演では荒川浩久先生(神奈川歯科大学・神奈川歯科大学短期大学部 特任教授、日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会)が「根面う蝕への挑戦〜フッ化物を積極応用する口腔ケア〜」と題し、高齢者の残存歯数の増加に伴い、問題となっている根面う蝕による歯の喪失を予防するフッ化物応用をご講演いただきました。ランチョンセミナーでは協賛いただいたライオン歯科材株式会社の諸星裕夫氏(ライオン歯科材株式会社 統括部 製品マネジメント室長)より、「Check-Up誕生秘話と現在」と題した歯磨剤の歴史や製品の応用方法のご紹介がありました。シンポジウムでは会場からのフッ化物に関する質問について討議し、明日からの臨床に役立つ内容でした。また口述発表も3 題あり日々の臨床の成果をご報告いただきました。
フッ化物は幼児期だけでなく、全ライフステージを通して積極応用する必要性を学ぶことができたまさに「カリオロジー」の一日となりました。

  • 中嶋省志 先生
    鶴見大学歯学部保存修復学講座
    日本歯科保存学会う蝕治療ガイドライン作成委員
  • 荒川浩久 先生
    神奈川歯科大学・神奈川歯科大学短期大学部 特任教授
    日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会
  • 諸星裕夫 先生
    ライオン歯科材株式会社 統括部 製品マネジメント室長
  • 戸高勝之 先生
    戸高歯科医院 院長
  • 隅田好美 先生
    大分大学大学院福祉社会科学研究科 教授
  • 隅田好美 先生
    菊池紀恵さん
  • 岩尾佳美さん

摂食嚥下研修会 「摂食嚥下の検査と評価」「直接訓練」 平成30年9月29日

国立病院機構 西別府病院 摂食嚥下外来・歯科の尾崎由衛先生をお迎えして「摂食嚥下の検査と評価」「直接訓練」についてご講演頂きました。
動画を用いての具体的な説明や頸部聴診法の実習などとても分かり易く有意義な研修会でした。

歯周病セミナー
「SPT、メンテナンスに必要な知識と技術」

8月18日ホルトホール大分に於いて、岸本歯科医院  岸本隆明先生をお迎えして「SPT、メンテナンスに必要な知識と技術」をご講演して頂きました。文献や動画で大変分かりやすくご講義頂き、有意義な研修会でした。

リフレッシュコース研修会
「大分市における児童生徒の歯と口の健康づくりについて」
~現状と課題等、学校歯科医の立場から~ 平成30年7月1日

講師に西澤浩太郎先生をお迎えして「大分市における児童生徒の歯と口の健康づくりについて現状と課題等 学校歯科医の立場から」と、題して研修会がありました。フッ化物の安全性、有効性など沢山のお話を聞く事ができました。

特定コース研修会
「周術期(がん患者等)の口腔ケア」 平成30年5月20日(日)

稙田市民行政センターに於いて大分大学医学部歯科口腔外科講座 主任教授の河野憲司先生と大分大学医学部付属病院歯科口腔外科 歯科衛生士の山崎靖子会員をお招きし、河野先生は「がん患者の周術期口腔管理」、山崎会員は「周術期(がん患者)の口腔ケアの実際」と題してご講話いただきました。生涯で2人に1人ががんにかかる時代に周術期における口腔機能管理を医科歯科連携によって支える必要性をデータを用いて解説してくださり、また実際の口腔ケア方法等をわかりやすくご教授いただきました。

リフレッシュコース研修会
「認知症との向き“愛”方」 平成30年5月13日(日)

平成30年5月13日(日)ホルトホール大分に於いて「認知症との向き”愛”方」と題し、 わかば台クリニック副院長 山内勇人先生(認知症サポート医、精神科医)がご講話されました。
演題名にもなっているように、認知症患者さんに向き合うには”愛”が必要であることを山内先生は 優しく愛を持って教えてくださいました。

診療室を核にした摂食嚥下障害への基本技術と考え方
~おいしく、楽しく、美しく歯科衛生士が実施する摂食機能療法~研修会 12月3日(日)

12月3日、日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授 植田耕一郎先生をお迎えして 「診療室を核にした摂食嚥下障害への基本技術と考え方」~おいしく、楽しく、 美しく歯科衛生士が実施する摂食機能療法~をご講演して頂きました。
診療室でも可能な摂食機能評価、訓練の方法などお話しして頂きました。
たいへん分かりやすく、熱く、有意義な研修会でした。

大分県歯科衛生フォーラム ~歯科衛生士の明日を拓く~ 10月1日(日)

「もっと歯科衛生士の仕事がすきになる10.1~歯周基本治療で歯周病とたたかう~」をテーマに、大分県歯科衛生フォーラムが開催されました。
基調講演に、にしだわたる糖尿病内科 院長 西田亙先生による「歯科衛生士の偉大さは炎症消退にあり」~内科医から見た口腔炎症の恐ろしさ~、
まきの歯科医院 院長 牧野明先生からは教育講演として「質の高い歯周基本治療の威力と意義」というテーマでご講演いただきました。
また、有松会長によるIFDH受賞講演「世界で輝く歯科衛生士との出会い」~イタリア フィレンツェ報告~の発表もあり、参加者は終始熱心に耳を傾けていました。
会員の口述発表は「歯科衛生士による自立・退院支援の取り組み」(久保奈奈さん)と「在宅患者に対するSNSを用いた医療介護連携の検討」(清田恵子さん)のタイムリーな2題の発表がありました。


  • にしだわたる糖尿病内科 院長
    西田亙先生

  • まきの歯科医院 院長
    牧野明先生

  • 独立行政法人国立病院機構 西別府病院 院長
    後藤一也先生

  • 医療法人 鶴岡クリニック歯科・口腔外科
    森崎重規先生

  • 口述発表の
    久保奈奈さんと清田恵子さん

研修会情報 8月20日

8月20日 敬和会 大分リハビリテーション病院 リハビリテーション部部長の森淳一先生をお招きして摂食嚥下機能療法の基本技術 「摂食嚥下障害とリスク管理」の研修会が行われました。
わかりやすく、ときにユーモアを交えてご講義いただき、あらためて口から食べる意義を再認識する研修会となりました。
アシスタントとして言語聴覚士の中山亮様にご協力をいただきました。

「患者さんに長く係わるメインテナンスと研究発表の方法」研修会 7月23日

7月23日、広島大学で歯科衛生士教育に携わられている松本厚枝先生を講師にお迎えして、「患者さんに長く係わるメインテナンスと研究発表の方法」をテーマに研修会が行われました。
初めに歯科衛生過程について、それぞれの患者に合ったケア方法を計画・実践・評価し、科学的な視点で実行に導くための問題解決過程の考え方についてお話がありました。
次に、研究の進め方についてご講義いただきました。「研究」と聞くとハードルが高いように感じてしまいますが、先生が過去にされた研究のお話も交えながら、大変わかりやすくご教授いただきました。
患者さんにより良い関わりができるよう、日々の臨床や参加した研修会・学会で感じた疑問・興味をもとに、研究や論文などの学術活動も行っていきたいと決意を新たにできた研修会でした。

「摂食嚥下機能療法の基本技術」口腔ケアの実践~居宅における口腔ケア~ 研修会

平成29年6月11日(日)ホルトホール大分において、「摂食嚥下機能療法の基本技術」口腔ケアの実践~居宅における口腔ケア~の研修会が開催されました。

講師は「お口もさわやか健康塾」の歯科衛生士 友枝康代さんです。
ご自身の豊富な経験に基づいたわかりやすく丁寧なご講義と実技をご指導いただき、充実した研修会となりました。